浄土宗でお念仏と双璧をなす【円頓戒】②

≪人格を高め、社会のためにつくし、明るい安らかな毎日を送り、≫

浄土宗旨の上記の部分は現世利益であり、法然上人の教えからズレるのではないか・・・

という指摘も生まれそう

しかし、ここに該当するのが

【円頓戒】

ということで、


今回は円頓戒について勉強させていただいたことを書きたいと思います。



まず、円頓戒は「えんどんかい」と読みます。

「円」 ・・・ 円融円満で全うしており欠けることがない
「頓」 ・・・ すみやか

という意味が当てられます。つまり、

円頓戒とはこれを実践することにより、円満な人格を完成してすみやかに菩提を証得るできる仏教道徳ということになります。

 ※菩提とは煩悩の迷いから目覚めたさとりの智慧


このように、円頓戒の実践は浄土宗旨の一節とリンクするんですね!

円頓戒の実践が日常の心の平穏をもたらせ、お念仏がしやすい環境や状態を整えてくれます。

ただ、他にも円頓戒には重要な役割があるんですが・・・

円頓戒はインド・中国・日本の展開を経て最澄によって完成しました。(昔は円戒と称されていました)法然上人は叡空上人から受け継いだと言われています。


次回は円頓戒の内容について少し具体的に書いていきたいと思います。


日日精進ですね、合掌。

正法寺/shoboji

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