法然上人とはどんな人?
長承2年(1133) ー 建暦2年(1212)
浄土宗の開祖・祖師にして、日本仏教に大きな転換をもたらした僧侶である。「法然」は房号であって、諱いみなは源空。法然房源空が正式な僧名。幼名は勢至丸であった。
諡(おくりな)として円光・東漸・慧成・弘覚・慈教・明照・和順・法爾の八つの大師号が贈られている。
※諡とは
大師は偉大なる師、大導師の意味。当初は「釈迦大師」のように仏の尊称であったが、中国では天台大師智顗や善導大師など高僧に対する尊称となり、日本では天皇から与えられる諡号となった。浄土宗では、元禄10年(1697)法然に円光大師が贈られたのが最初で、天台・真言両宗以外では初めてである。以後、東漸(500回忌)・慧成(550回忌)・弘覚(600回忌)・慈教(650回忌)・明照(700回忌)・和順(750回忌)・法爾(800回忌)があるが、1人に複数回大師号が贈られているのは法然しかいない。また第二次世界大戦後に贈られた大師号はこれまで法然に対する和順・法爾のみである。
すごいですね・・・
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