二月の法要【涅槃会】のお知らせ
((( 正法寺の涅槃会は2020年2月10日です )))
こんにちは、今回は正法寺年中行事のひとつである
涅槃会
のお知らせと、涅槃について書いていきたいと思います。
二月一五日の釈尊入滅(特に釈迦の死を指す場合に用いられた言葉)日に修する報恩の法会です。涅槃像を奉安し、または涅槃図を掲げて「遺教経」や「舎利礼文」などを読誦して法要が営まれます。涅槃会独自の奉請文(一心奉請いっしんぶじょう 沙羅林中しゃらりんちゅう 入涅槃にゅうねはん 釈迦牟尼如来しゃかむににょらい 願入道場がんにゅうどうじょう 受我供養じゅがくよう)を三唱し、称讃偈を唱え、敬礼偈・御回願し、南無釈迦牟尼仏と宝号を三唱します。(新纂浄土宗大辞典参考)
※各寺院によって地域性があるので、この次第・法要方法が絶対!というものはありません
では、そもそも涅槃とは何でしょうか。
涅槃とは…
苦しみが消滅した状態。覚りの境地、煩悩を滅し尽くした境地であり、『スッタニパータ』二六七偈に「涅槃を体得することが無上の幸福である」と説かれているように、仏道修行者の目指すべき到達点である。
(新纂浄土宗大辞典参考)
端的に説明すると、こんな感じです。学術的な説明は以下のURLをご参照ください。
では、まとめます。
・2月の年中行事である涅槃会とは、お釈迦さまが入滅された(お亡くなりになられた)2月15日に勤める追悼報恩のための法要です。
・「涅槃」とはさとりの境地、苦しみが消滅した状態を意味し、そこから、お釈迦さまがこの世での命を終えたこと(入滅)により身体的な苦からも脱して完全な「涅槃」に至ったとすることから、お釈迦さまの入滅を「涅槃」と称しています。
・この法要では、入滅された時の様相を描いた涅槃図を掲げ、ありし日のお釈迦さまを偲びます。涅槃図には、中心に横たわるお釈迦さまが、周囲には弟子たちをはじめ、菩薩、天界の神々、さらには動物や昆虫までもが集まってお釈迦さまの死を悼んでいる様子が、詳細に描かれています。
((( 正法寺の涅槃会は2020年2月10日です )))
お檀家さんはもちろん、お檀家さん以外の方も、ぜひ本堂にお立ち寄りください!
ご一緒に手を合わせましょう。
日日精進ですね、合掌。
0コメント